参院選で14議席を獲得し躍進した参政党の神谷宗幣代表が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、かねてから問われてきた宗教団体や業界団体との関係性に関する質問に対し、明確な回答を示しました。この声明は、党の独立性に対する疑念を払拭する狙いがあると考えられます。
友人からの問いかけと神谷氏の明確な否定
神谷代表は、Xの投稿で「古い友人から『参政党を応援しているけど、本当にどこの宗教団体とも繋がっていないの』と確認がありました」と切り出し、自身が直面している質問について言及しました。これに対し、同代表は「参政党はどこの宗教団体とも業界団体とも繋がっていません。資金ももらっていない」と断言し、党がいかなる外部組織からも独立していることを強調しました。この発言は、資金源や政治的背景に関する疑惑に対する直接的な反論として注目されます。
参政党の神谷宗幣代表が自身のX(旧ツイッター)で宗教団体や業界団体との関係性を否定する声明を発表
神谷代表の人物像と独立性の強調
さらに神谷代表は、自身の個人的な性格に触れ、党の独立性を裏付けました。「皆さん、私の性格を知らなさ過ぎます。私は指示を受けて動けるようなタイプでないです。それができるなら政党などつくっていません。またお金で動く人間でもないのです」と述べ、自身の信念に基づいた行動原理が、外部からの影響を受けない参政党の基盤であることを示唆しました。同代表は「いい加減否定するのも疲れてきました」と率直な心境も吐露し、繰り返される根拠のない疑惑に対する疲弊感をにじませました。
結論
参政党の神谷宗幣代表によるXでの今回の声明は、党の財政的・組織的独立性を改めて強調するものであり、外部との「繋がり」に関する疑惑に対し、自身の性格と行動原則を引用しながら明確な否定を行いました。これは、新たな政治勢力として支持を拡大する中で、透明性と信頼性を確保しようとする同党の姿勢を示すものと言えるでしょう。
参考文献: