米LM、MUM-Tの新概念を実用化するためProject Carreraに1億ドルを投資

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ロッキード・マーティンは有人・無人チーミングの新概念として「Distributed Team=分散チーム」を提唱、これを実用化するため「Project Carrera」を立ち上げ1億ドルを投資すると発表した。

Distributed Teamの概念を実用化するため1億ドルを投資するロッキード・マーティン

有人戦闘機に無人戦闘機を接続して制御を行い「有人・無人チーミング=MUM-T」を成立させるLoyal Wingmanの概念では再利用を前提にした無人プラットホームが使用され、モジュール方式のコンポーネントを採用することで機能拡張をMUM-Tにもたらすが、これを検討したロッキード・マーティンは「Loyal Wingmanでは想定しているような作戦効果を上げるとは思えない」という結論に至り、分散アーキテクチャに重点を置いたDistributed Teamの概念を発表。

米LM、MUM-Tの新概念を実用化するためProject Carreraに1億ドルを投資

出典:Lockheed Martin Distributed Team

両者の違いを砕けた表現で説明すると、Loyal WingmanタイプのMQ-28Aが有人戦闘機とのチーミングでもたらす機能拡張の範囲は「交換式のコンポーネント」に依存しているが、LMが発表したDistributed Teamは「任務や機能が異なるUAV」を幾らでもチーミングに追加できる柔軟性が特徴で、機能を制限して損耗に耐えられる安価なUAV、性能を優先するため高価なUAVと言った感じで使い分けることで作戦全体に掛かるコストも制御できる。

つまりMUM-Tを成立させる無人プラットホームを役割や機能別に複数用意、巨大なネットワークに接続して制御することで「MUM-Tを構成する特定の無人戦闘機を有人戦闘機が制御する」という構図を拡張、より自由で柔軟性の高いMUM-Tを実現を目指すという意味だ。

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ロッキード・マーティンは「Distributed Teamを構成する複数の無人機を2030年初頭まで実用化する」と言及していたが、15日に「必要な基本技術や能力の実証を行うためProject Carreraを立ち上げ1億ドル(自社資金)を投資する」と明かし注目を集めている。

しかしも「米空軍が進めている無人戦闘機プログラムにProject Carreraを提案する」とロッキード・マーティンは述べており、2024年に予定されている無人戦闘機の競争試作に「Distributed Teamの概念」を提案するつもりなのだろう。

もし米空軍がDistributed Teamを採用すれば、各国が実用化を想定している有人・無人チーミングとは拡張性が桁違いなので、実行できる航空戦術にも差がつくかもしれない。

ロッキード・マーティン、独自に有人・無人チーミングの概念を発表

 

※アイキャッチ画像の出典:Lockheed Martin

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