本当に怖いのはFOMCではなく雇用統計の方だった。
米国の物価鈍化に笑い雇用に驚き…ウォン相場23ウォン急落
2/7(火) 8:45配信 中央日報日本語版
米国の緊縮終了時期に対する見通しが分かれ為替相場が再びジェットコースターに乗っている。2日の取引時間中に一時1ドル=1210ウォン台までウォン高が進んだ為替相場は6日には1250ウォン台で取引を終え変動性が拡大する様相だ。米連邦準備制度理事会(FRB)の通貨政策方向を予断するのが難しく、世界的不確実性も大きくなっているだけに当分は外国為替市場の変動性が大きいという見通しが多い。
6日のソウル外国為替市場で対ドルのウォン相場は前営業日より23.40ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1252.80ウォンで引けた。対ドルのウォン相場は2日の取引時間中に10カ月来の高値となる1216.40ウォンまで上がったが、わずか2営業日で30ウォン以上急落するなど大きな変動幅を見せている。ドルは他の主要通貨に比べても強い。主要6通貨比のドル相場を示す「ドル指数」はこの日103ポイント台で取引されたが、これは2日より1.4%上がった数値だ。
市場では先週までは超ドル高時代が停滞しているという分析が支配的だった。FRBが利上げの速度調節に出て、米国が年内に利上げを終えるという予想からだ。米国のインフレが鈍化するという期待感から安全資産選好心理が弱まり、ドル相場は下降線を維持した。
しかし先週末発表された米国の雇用指標がこうした雰囲気をひっくり返した。米労働省の発表によると、1月非農業新規雇用規模は51万7000件で、ダウジョーンズが集計した専門家見通しの18万7000件の3倍に迫った。失業率も3.4%に落ち54年ぶりの低さとなった。雇用市場の好調が続けば労働者の賃金が上がり消費が増え物価を再び刺激できる。結局FRBの緊縮終了時期が予想より遅れるかもしれないという分析が再び力を得ている。
この日ウォンだけでなく韓国証券市場が大きく押されたのもこうした理由からだ。韓国総合株価指数(KOSPI)は前営業日比42.21ポイント(1.7%)下落した2438.19で取引を終えた。サムスン電子が3.45%安を記録したのをはじめ時価総額上位10銘柄がいずれも値を下げた。
NH先物のキム・スンヒョク研究員は「今後2~3回の引き上げ後に締めくくるものとみたFRBの金利サイクルに対し市場が根本的な疑問を提起したとみられる。これはリスク選好心理の萎縮につながりウォン安圧力として作用しかねない」と話した。
これに伴い、来月22日に予定された米連邦公開市場委員会(FOMC)まで外国為替市場が揺れ動くことになるという見通しが多い。米国の1月のコア個人消費支出(PCE)、2月のコア消費者物価(CPI)、2月の雇用動向など、FRBが注視する大型の発表が残っている。指標によって市場参加者の米国の景気に対する判断が変わる可能性がある。
専門家らは中長期的にウォン相場が上半期には下落し、下半期から上昇する上低下高の流れを予想する。FRBの最終金利水準が確認され、中国経済が本格回復傾向に乗ることになればウォン相場は下半期になるほど徐々に上がるということだ。
新韓銀行のエコノミスト、ペク・ソクヒョン氏は「昨年ドルがピークに達したとみられるが、ウォンの動きは当分不安な流れを継続するだろう。徐々に韓国の景気と輸出が改善されるシグナルが現れ、ウォン相場も強くなる流れに転換するだろう」と予想した。
学びがある! 4
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新しい視点! 4
チャートを見て分かるように、明らかに2月に入ってからトレンドの転換が起きた。詳しくチャート分析すればどこに転換ポイントがあったのかがすぐ分かるが、そのタイミングで出てきた強すぎる雇用統計というのは韓国にとって青天の霹靂だったに違いない。つまり韓国は利上げをやめられなくなる。
黒井だがこれ以上利上げすれば家計負債がいよいよ爆発し、不動産バブルの崩壊も一層激しいものになるだろうと想定される。ネットユーザーによれば韓国の外貨準備高を介入でかなり燃やしてしまったようで、台湾よりも少ないようだ。日米が台湾を選び韓国の方が捨てられる…という当たり前の結論を受け入れる時が来たのだ。