ロシア出国便の需要が急増、価格も急騰 国民の「部分的動員」発表後


ロシア出国便の需要が急増、価格も急騰 国民の「部分的動員」発表後

モスクワ・シェレメチェボ国際空港のアエロフロートなどの機体=2021年9月16日

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米グーグルのグーグルトレンドによると、ロシアの大手航空券販売の検索エンジン「アビアセールス」を検索する人が急増している。検索数は24時間で4倍になった。

モスクワからトルコ・イスタンブール、アルメニア・エレバン、アゼルバイジャン・バクーに向かう直行便は満席状態となった。

23日のモスクワ発イスタンブール行き片道航空券の価格は、プーチン氏の発表前の約350ドルから2715ドル以上へと急騰した。

ロシアの国営航空会社アエロフロートのウェブサイトでは、アルメニア行きのエコノミークラスの席が28日まで完売となった。

アエロフロートは「乗客やメディアからの問い合わせを受け、アエロフロートグループの航空会社は通常通り運航していることをお知らせする。航空券の販売に制限はない」との声明を出した。

ロシア国外へのフライト需要の急増はプーチン大統領の演説を受けたものだ。演説内容は、行き詰まっているウクライナへの侵攻をエスカレートさせる恐れがあるものだった。国民の「部分的動員」とは、予備役が召集される可能性があり、軍隊経験者は徴兵の対象となることを意味するとプーチン大統領は説明した。

また、ショイグ国防相は同日、30万人の予備役が召集されると述べた。プーチン大統領によると、関連する法令はすでに署名され、発効している。



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