中国・ウクライナ外相、米で侵攻後初の対面会談


中国・ウクライナ外相、米で侵攻後初の対面会談

米ニューヨークの国連本部で、安保理の閣僚級会合に臨む中国の王毅外相(2022年9月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真】ロシア・ウクライナの両外相が同席、国連安保理の閣僚級会合

 2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以来、両外相は2回電話会談を行っているが、対面での会談はこれが初めて。

 中国は米国に対抗するため、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との緊密な戦略的同盟関係を重視しており、これまでのところ、同国のウクライナ侵攻を非難していない。また中国は、対話による紛争の平和的解決を繰り返し呼び掛けてはいるものの、実際に対話を促進するための行動は取っていない。

 王氏はクレバ氏に対し、「中国は常に和平交渉の推進に尽力しており、決して傍観せず、火に油を注いだり、自らの国益のために状況を利用したりすることはない」と約束。「中国は常に平和の側に立ち、建設的な役割を果たし続けていく」と述べた。

 一方のクレバ氏はツイッター(Twitter)への投稿で、王氏が「中国はウクライナの主権と領土の一体性を尊重し、紛争を解決する手段としての武力行使を拒否する」と述べたことを明らかにした。

 中国はここ数か月間、ロシアと複数回にわたる高官級協議を行っている。王外相は21日、同じく国連総会に合わせて、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergey Lavrov)外相とも会談している。【翻訳編集】 AFPBB News



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