23日、ウクライナ東部ドネツク州の親露派武装集団が実効支配する地域で、投票をする女性(AP)
タス通信は24日、ロシア議会の関係者の話として、ウクライナの東部と南部の親ロシア派勢力が一方的に「住民投票」を実施している4州の一部について、30日にもロシアへの併合手続きが行われる見通しだと伝えた。
ウクライナの東部ドネツク州とルハンスク州、南部のヘルソン州とザポリージャ州では23~27日の日程で、露軍の支援を受ける親露派が支配地域のロシアへの併合を目指して「住民投票」を強行している。
ロシアのプーチン政権は「住民投票」の結果を支持するとの立場を表明しているが、ウクライナ政府などは「偽りの投票」と批判し、住民への圧力といった露側に都合のよい不正が行われると訴えている。