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韓国ハンファ建設、14兆ウォンのビスマヤ事業から撤収…「イラク政府が契約違反」
10/11(火) 8:13配信 中央日報日本語版
ハンファ建設が事業費総額14兆ウォン(約1兆4280億円)を超えるイラク・ビスマヤ新都市建設事業を途中で断念することにした。ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長が「天が与えた機会」と表現した、中東の砂漠に板橋(パンギョ)の2倍の面積の新都市を建設するプロジェクトだ。イラク政府から工事代金をまともに受けることができない状況で、今後さらに大きな損失が発生することを懸念したのだ。
ハンファ建設によると、同社は7日、「イラク国家投資委員会(NIC)の中間金遅延および未払いなど契約違反を理由に解約通知をした」とし「21日後に解約の効力が発生する」と公示した。ハンファ建設は2012年から昨年まで前払金と中間金として43億2200万ドル(6兆1588億ウォン、約6280億円)を受けた。これは全体の工事代金101億2000万ドルの43%。工事未収金は6億2900万ドルにのぼる。
ハンファ建設の関係者は「工事をさらに進めたり現場を維持すれば損失が発生する可能性があり、イラク政府に解約を公式通知した」とし「未納の工事代金は前受金で計上処理が可能とみられる」と説明した。ただ、まだ解約通知に対するイラク政府の公式立場は伝えられていない。今後の交渉しだいでは工事が再開される可能性も残っているというのが、会社側の説明だ。
ビスマヤ新都市事業は2027年までにイラクの首都バグダット近隣に住宅10万80世帯とインフラを建設するという大規模な事業。事業敷地が韓国の板橋新都市(9.3平方キロメートル)の倍の大きさ(18.3平方キロメートル、約55万坪)であり、完工すれば約60万人の居住が予想される。国民住宅建設とインフラ事業の工程率は6月末現在それぞれ44.83%、28.87%で、全体およそ10万世のうち約3万世帯の住宅が完工して10万人以上が入居している。
ビスマヤ新都市事業は金升淵ハンファグループ会長がイラク現地を訪問するなどグループレベルでも大きな関心を向けてきた事業だ。金会長は2012年7月、イラクの現場で「天がわが国に与えた絶好の機会であり、イラクの新都市建設で第2の中東ブームを起こそう」と述べた。金会長はここに自身の宿舎を設置してほしいとも話していた。
しかし工事が始まって以降、工事費の問題が絶えなかった。一方、ビスマヤ新都市事業撤収は、親会社ハンファに今月末吸収合併される予定のハンファ建設が問題を早期に処理するという意図とみられる。ハンファ建設を合併するグループ持ち株会社格のハンファに問題が広がるのを未然に防ぐということだ。業界関係者は「工事を引き続き進める場合、損失がさらに大きくなるおそれがあり、ビスマヤ新都市事業を断念するようだ」と評価した。
学びがある! 10
分かりやすい! 19
新しい視点! 6
黒井それでも43億ドルは回収できたのだから、上出来と言えるだろう。未収金がたったの6億ドルになっただけで工事もやめて解約通知というのは、自分達がこれまでやってきた蛮行からすれば考えられない神経質さだ。1文字違いの隣国イランの原油代金70億ドルを今も踏み倒していることはごまかしようがない。
黒井イラクはその隣国イランとの紛争が絶えない国でもある。クルド人自治区を攻撃したことにイラク側が激怒した。政情不安定な国に新都市建設計画を持ち込むのだから、それ相当のリスクを計算するべきだった。他のどの国も、特に中国が手を付けないのには理由があったわけだ。韓国に反省という文字はないだろうが。