ロシアの第103修理工場、3年以内に800輌のT-62アップグレードを受注

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ロシア軍南部管区の副司令を務めたこともあるグルリョフ下院議員は12日、3年以内に800輌のT-62がアップグレードを受けて戦場に戻されると明かして注目を集めている。

第103装甲修理工場が受注している数は氷山の一角、全国の工場が受注している分を加味すると旧ソ連製装備を数千輌単位で再生している可能性も

グルリョフ下院議員の報告を要約すると東シベリア南部のチタ近郊にある第103装甲修理工場(103БТРЗ)は、3年以内に800輌のT-62をアップグレードする作業を受注しており、工場は2交代制でフル稼働中で「納期に間に合わなくなれば3交代制=24時間操業に切り替えられる」と述べており、保管庫から取り出されたT-62は基本的なオーバーホールに加え、高性能なサーマルイメージャーやナイトサイトの搭載、追加装甲の装着、ジャベリンに対する防護、RPGに対する戦車後部の防護が行われるらしい。

このニュースにウクライナ人ジャーナリストのユリー・ブツソフ氏は「新たに最新の装備をロシアは製造できなくなったため、これほど規模に旧ソ連時代の装備を再生しているのだろう」と指摘しており、グルリョフ下院議員も「全国の生産拠点で大規模な増産指示が行われている」と述べているので、第103装甲修理工場(中央軍管区と東部軍管区のニーズに対応する拠点)の受注は氷山の一角でしかなく、全国の工場が受注している分を加味すると旧ソ連製装備を数千輌単位で再生しているのだろう。

基本的にウクライナ戦で戦車に求められる役割は対戦車ではなく、火力と防御力を生かした「動くトーチカ(歩兵の保護や陣地突破の先陣など)」としての役割なので、旧式のT-62でも防御力を強化すればこの手の任務に役に立つはずだ。

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ロシアが経済的にどうなるのかはよく分からないが、プーチン大統領は目標未達のままウクライナでの戦いから手を引くことを考えておらず、何年でも目標達成まで戦争を続けるという意思だけは伝わってくるため、政治的もしくは経済的な行き詰まりにでも直面しない限り「年内の戦争終結」は遠い存在と言わざる得ない。

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※アイキャッチ画像の出典:Андрей Гурулев/депутат Государственной Думы

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