ロシア・ベルゴロドの街並み(2019年4月11日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナ国境に近いロシア南部ベルゴロド(Belgorod)州で13日、ウクライナ軍による砲撃があり、集合住宅が損壊した。州知事が発表した。
【写真】ウクライナがロシアの燃料貯蔵施設を空爆 地元知事(4月)
ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)州知事はテレグラム(Telegram)に、「ウクライナ軍がベルゴロドを砲撃した。グブキン(Gubkin)通りの集合住宅が被害を受けた」と投稿した。
これについてウクライナのミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak)大統領府顧問は、自国軍の関与を否定。ロシア軍がウクライナ第2の都市ハルキウ(Kharkiv)を砲撃しようとしたものの、「何らかの不具合」で失敗したとの見方を示した。
グラトコフ知事によると、砲弾が着弾したのは州都ベルゴロド市近郊クラスノエ(Krasnoye)にある学校の校庭付近。生徒は自宅でオンライン授業を受けており、死傷者はいなかった。
ソーシャルメディアで拡散している一般市民が撮影した画像には、高層ビルから黒煙が立ち上り、がれきが周囲に散乱している様子が捉えられている。
知事は数日前にも、ウクライナ軍が電力施設を砲撃して一時停電が発生し、約2000人に影響が出たと発表していた。
ロシア側はこれまで繰り返し、ウクライナ側がベルゴロド州を砲撃したと主張し、ウクライナに進軍する根拠としている。【翻訳編集】 AFPBB News