バルト海で先月発生したパイプライン「ノルドストリーム」のガス漏れの様子
(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日、ロシアから欧州へ天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」でガス漏れが発生した事案で調査が行われていることについて、ロシアに責任を転嫁するためのものとの見方を示した。
ペスコフ氏は記者団に対し、「我々は独自に調査を行うことができない。ロシアに責任を転嫁するために調査が調整される。これは、ばかげたことだ」と述べた。
デンマーク警察は18日、初期調査の結果、パイプラインの損傷は「強力な爆発」によるものであることがわかったと明らかにした。
バルト海のデンマーク領ボーンホルム島の近くで先月、パイプラインの4カ所からガス漏れが発生したのが見つかっていた。
西側諸国はガス漏れについて破壊工作によるものとみている。ロシアのプーチン大統領はパイプラインを破損させた爆発は「アングロサクソン」のせいだと主張している。