3度目の撤退? ロシア軍が一般市民の避難にまぎれてヘルソン州から撤退か

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ウクライナメディアのMOSTは19日「ドニエプル川北岸地域のロシア軍は一般市民の避難にまぎれて軍の将校や連邦保安庁の関係者などを避難させている」と、Radio Libertyも20日「ロシア軍が装備と人員を北岸から南岸に移動させている」と報じている。

果たしてロシア軍はドニエプル川北岸地域を放棄して本当に撤退するのだろうか?

ロシア軍占領下のヘルソン当局は18日夜、ウクライナ軍の大規模な攻撃が迫っているためドニエプル川北岸地域のベリスラフスキー地区、ベロゼルスキー地区、スニケリフカ地区、アレクサンドロフスキー地区からの南岸地域に組織的な住民避難を行うと発表、19日にヘルソン市民が指定された桟橋(ドニエプル川を渡るためのフェリーポイント)に到着すると私服姿の男性集団が待機しており、直ぐに現地住民の中に混ざってしまったらしい。

つまり市民の避難に混ざってドニエプル川を渡河することで「ウクライナ軍からの攻撃を避けながら北岸地域の人員を南岸地域に撤退させようとしているのではないか?」という意味だが、Radio Libertyも「ロシア軍がコザツキーとノーバ・カホフカのフェリーポイントで装備と人員を岸から南岸に移動させている」と報告している。

ヘルソン州暫定知事のサルド氏は「住民が避難してもヘルソンをウクライナ軍に明け渡すつもりはない」と述べているが、米戦争研究所は「ノーバ・カホフカにある水力発電所をロシア軍自ら破壊して洪水を引き起こし、これをウクライナ軍の攻撃だと主張して3度目の撤退=ヘルソン州(ドニエプル川北岸地域)からの撤退を正当化する可能性がある」と指摘しており、上記の話が事実なら住民避難はロシア軍撤退のカモフラージュである可能性が高い。

3度目の撤退? ロシア軍が一般市民の避難にまぎれてヘルソン州から撤退か

出典:Google Map 南部戦線の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

果たしてロシア軍はドニエプル川北岸地域を放棄して本当に撤退するのだろうか?

因みにロシア軍は厳戒令が発令されたザポリージャ州エネルホダルで略奪(軍の防衛ニーズを満たすという権限での物資調達)を初めており、現地のホテルからテレビ、冷蔵庫、家具、湯沸かし器などあらゆるものトラックに積み込んで持ち去ろうとしているらしい。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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