露、ベラルーシ合同部隊が始動 ウクライナを威嚇


合同部隊の編制はベラルーシのルカシェンコ大統領が10日、ウクライナやNATO側からの「軍事的脅威」の高まりに対応した措置として発表。ベラルーシ国防省によると、合同部隊には露軍から最大9千人の兵員と戦車や歩兵戦闘車など約470両が加わる。

米政府系メディア「自由ラジオ」も20日、衛星写真を基に、ウクライナ国境から約50キロのベラルーシの空軍基地に露軍のトラックや対空ミサイルシステムが搬入されていると伝えた。

ルカシェンコ氏は従来、参戦を否定する一方、「挑発」を受けた場合は軍事的対応も辞さないと主張。ウクライナやNATOは警戒を余儀なくされている。

一方、攻防が激化しているウクライナ南部ヘルソン州を巡り、露国防省は20日、一部方面でウクライナ軍に防衛線を突破されたものの、その後に撃退したと主張した。ウクライナ軍参謀本部は同日、露軍が大軍を投入し、同州で防衛線を強化していると説明した。

ウクライナ東部ハリコフ州のシネグボフ知事は20日、同国軍が過去約1週間で19の集落を露軍から奪還したと発表した。同氏はこれまでに544の集落が解放され、露占領下にあるのは32の集落のみだと指摘。同州全域の解放が近いとの認識を示した。ウクライナメディアが伝えた。



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