小野田紀美議員
犯人と理不尽な犯行に対するどす黒く湧き上がり続ける怒りと憎しみの感情を制御するので精一杯だった
安倍氏銃撃事件後、岸田首相の「涙声」に悲しみは感じられなかった
2022年10月27日
「声という音」には、それを聴く者にも、自分自身にも作用する大きな力がある。だが、ほとんどの日本人は声の使い方を知らないと、「声学」を提唱する山﨑広子氏は言う。本誌2022年11月1日号では「声の科学」特集を組み、その使い方、訓練法、さらにはリーダーたちの声の分析を山﨑氏にしてもらった。声はリーダーの隠された「素顔」を白日の下にさらす。
岸田首相の声からは感情を読み取ることが難しい。「決まり切った声」をあまり崩さないからだ。
張りのある声が出るのに、驚くほど印象に残らない。
言い間違いをしてもさほど狼狽もせず淡々と答弁や会見を続けるあたり、今までの首相にはいなかったタイプである。
安倍晋三元首相銃撃の際の記者会見では、何度も鼻をすすっていたが、声にはほとんど変化がなかったことが印象的だった。
感情が揺り動かされて涙が出てきたのなら、もっと鼻声になるはず。つまり、ただ鼻をすすっただけである。
(B):【動画】「鼻をすすっただけ」の記者会見の映像を見る
その場の雰囲気で少し涙ぐんだかもしれないが、声からは悲しみは全く感じられない。死を悼む言葉、鼻をすするという行為と声との乖離が気になった。声のポテンシャルは高いので、使い方次第で大化けする可能性はある。(newsweekjapan)
なんでしょうかこの記事は。そもそも見る映像を間違えている。怒りを覚えます(TNW)
この記事中にある映像を見ても、岸田総理の心中は察してあまりあるものがあると感じています。
しかし、もし、岸田総理の心中を見ようとするのであれば、そもそも見る映像が違います。記事中にある映像は、亡くなった後の映像です。見るべきはその前の映像。
安倍元総理が心肺停止に陥り、銃撃され深刻な状況にあり、懸命な救急措置が行われている状況である時の記者会見の映像(A)を見るべきです。
もう誰しも承知していますが、この時の記者会見は、すでに岸田総理は安倍元総理が亡くなったことを知っていたのです。安倍元総理訃報に接して初めて記者会見したのはこの時なのです。
昭恵夫人が到着するまで救急措置を行なっていて、事実上はすでに亡くなっておられたのです。よって、本当の岸田総理の心中を考えようとするなら、この映像を見るべきです。
亡くなった時の記者会見(B)はすでに、心の整理がある程度できている状態で望んだのです。(それでも岸田総理の感情の高まりを感じますが)それもわからずに、岸田総理の胸中を推しはかるとは。
TNWは、この時の岸田総理の心に嘘はなかったと思います。あの涙は本当の涙だったと思っています。
救急措置が行われている状況の記者会見(A)