現場近くには、ハロウィーンの仮装に使う仮面と共に血痕も残っていた=ソウルで2022年10月30日、渋江千春撮影
韓国の消防当局は30日午前、29日夜にソウル市竜山区にある梨泰院(イテウォン)の路上で起きた、多くの人が押し合い転倒するなどした事故の死者数が151人になったと明らかにした。内訳は女性が97人、男性が54人。このうち外国人の死者は19人だった。
【写真まとめ】現場に残された仮面と血痕
在ソウル日本大使館によると、30日午前8時の時点では、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないという。
29日は事故現場周辺で、ハロウィーンのイベントが開かれて若者が多く集まっていた。消防当局は「死傷者は20代の若者が最も多かった」と説明している。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は30日午前に事故現場を訪れた。【ソウル坂口裕彦】