ロシアのミサイル攻撃により立ち上る煙=10月31日、ウクライナ・キーウ(キエフ)郊外
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、ロシアが発射したミサイルの大部分は防空システムによって撃墜されたと述べた。ウクライナのエネルギーインフラに対するロシアの攻撃を受けて、修復作業が続いているとした。
ゼレンスキー氏は毎日公開しているビデオメッセージで、「現時点で、今日、ロシアのミサイルが直撃した地域で復旧作業が続いている。エネルギーと水の供給の復旧に全力を尽くしている」と述べた。
ゼレンスキー氏は、巡航ミサイル55発のうち45発が撃墜されたとする軍の発表を繰り返した。
ゼレンスキー氏は、ロシア側は10回の攻撃ごとに少なくとも4倍のミサイルを消費しなければならないとし、イランが供給したものも含むロシア軍のドローン(無人機)の実績はさらに良くないと述べた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナの隣国のモルドバにミサイルの残骸が落下したことに言及し、「この悪に対して共に身を守ることがいかに重要かを思い起こさせる」と語った。