
“ロシア “動員完了”も届く招集令状… 広がる動揺「政権を信用できない」”
ウクライナへの侵攻を続けるロシアで「動員」を巡る国民の動揺が収まりません。ロシアでは動員完了の発表があったにもかかわらず、招集令状が届いた男性がいると報じられました。
独立系メディアは2日、ロシア中央部ウファの男性が招集令状を受け取ったと報じました。
令状には動員のため、17日に入隊事務所に出頭するよう記されていました。
部分動員を巡ってはショイグ国防相が10月28日、目標の30万人が達成されたとして、完了をプーチン大統領に報告しました。
しかし、ロシアの人権派弁護士らは完了を明記した大統領令がない限り、動員が続けられる恐れがあると指摘しました。
プーチン大統領は10月31日、メディアからの質問に「法律の専門家と相談する」と回答し、ロシア大統領府はその後、大統領令の必要はないとの見解を表明しました。
人権派弁護士らは、プーチン大統領が大統領令を拒むのは死傷者が増えれば追加の動員をせざるを得なくなるためだろうと指摘しています。
動員を恐れて隣国に避難しているロシア人男性の多くが帰国せずに第三国にとどまっているとみられます。
キルギスに避難している男性はANNの取材に対し、「政権を信用できない」と話しました。
テレビ朝日