【韓国梨泰院圧死事故】「96キロある私を救い出してくれた」 30人助けた黒人英雄の正体が明らかに


【韓国梨泰院圧死事故】「96キロある私を救い出してくれた」 30人助けた黒人英雄の正体が明らかに

梨泰院(イテウォン)惨事が起きたソウル龍山区(ヨンサング)梨泰院のハミルトンホテル横の路地に先月30日、取材陣が集まっている。[写真 キム・ソンリョン記者]

【写真】梨泰院の事故現場で救助された男性の足のあざの写真

3日、忠清北道清州市(チュンチョンブクド・チョンジュシ)住在の20代Aさんはこの日、自身の梨泰院惨事生存のことが報じられた後、命の恩人を見つけたと聯合ニュースに知らせた。

Aさんの恩人は京畿道東豆川市(キョンギド・トンドゥチョンシ)キャンプ・ケーシーに勤務しているジャミル・テーラーさん(40)、ジェローム・オーガスタさん(34)、デーン・ヴィタスさん(32)ら3人の米軍人だった。

Aさんは直接彼らとは会えなかったが、3人が30日にAFP通信に答えていたインタビューの内容を見て恩人であることを確信したと話した。

これに先立ち、Aさんは先月29日に友人と一緒にハロウィンの祭りを楽しむために梨泰院を訪れたが、ハミルトンホテル横にある狭い路地の人波の中で倒れて15分ほど人々の下敷きになっていたが、がっしりした体格の黒人男性が背182センチ、体重96キロのAさんを人波の中から救出してくれたと証言し、彼らを見つけたいと明らかにしていた。

AFPインタビューによると、テーラーさんら3人は非番だったためハロウィンの祭りを楽しむために梨泰院を訪れたところ圧死寸前の危機に直面したが、かろうじて路地の横の欄干に避難して身を守った。その後、下敷きになった人々を見て救助に乗り出した。

テーラーさんはインタビューで「私たちが群衆から抜け出した後しばらくして人々がドミノのようにお互いの上に倒れ始めた」とし「皆がパニック状態に陥り状況はさらに悪化した。悲鳴がすべての声を飲み込んでしまった」と当時の状況を伝えた。

3人は直ちに救助に出た。「助けて」と大声を張り上げる人々を人波の中から救い出し、近くの商店街やクラブに避難させた。また到着した救助隊員が心肺蘇生術(CPR)をスムーズにできるように犠牲者を広く安全なところに誘導したりもした。

ヴィタスさんも「狭い路地に人々がすし詰めになっていたので救助隊員もすぐに彼らを救出することができなかった」とし「私たちは夜通し下敷きになっていた人々を引き上げた」と話した。3人は現場を後にするときを思い返しながら「私たちが離れる時、あらゆる所に死体があった」と話した。

Aさんは「私たちが閉じ込められていた所は路地の真ん中の位置で、救急隊が最も遅く接近したところで救助が遅れるほかなかった。だが、米軍人がここで積極的に救助活動を始めてくれたおかげで人命被害が減った。ギリギリの状況で助けてくれた彼らに必ず会ってありがとうと言いたい」と明らかにした。



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