防衛省、イージス・システム搭載艦の大きさをまや型護衛艦まで小型化

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共同通信は9日「機動性が劣る当初設計案では他のイージス艦との連携や共同運用が難しく、まや型護衛艦(8,200トン)と同レベルまで小型化して機動性を高める方針に転換した」と報じている。

早い話「SPY-7を採用したBMD対応イージス艦をまや型護衛艦と同じサイズで実現可能」という意味だ

防衛省はイージス・アショアの代わりに建造するイージス・システム搭載艦について「洋上でミサイル迎撃体制を長期間維持するため船体の大型化(揺れの低減や居住性を向上など)が必要になるため基本排水量が約2万トンになる」と説明していたが、共同通信は9日「機動性が劣る当初設計案では他のイージス艦との連携や共同運用が難しく、まや型護衛艦(8,200トン)と同レベルまで小型化して機動性を高める方針に転換した」と報じている。

防衛省、イージス・システム搭載艦の大きさをまや型護衛艦まで小型化

出典:Lockheed Martin

共同通信の説明によると「海自内部で検討した結果、必要な能力を維持したまま『まや型護衛艦』のサイズまで小型化が可能という結論に達した」と報じており、大型化による速力の低下を回避して緊張が高まっている沖縄沖へ迅速に配備できるようにするのが狙いらしい。

もうイージス・アショアの代わりに建造するイージス・システム搭載艦の位置づけが曖昧過ぎて「大型化した理由」も「小型化する理由」も滅茶苦茶だが、早い話「SPY-7を採用したBMD対応イージス艦をまや型護衛艦と同じサイズで実現可能」という意味だ。

防衛省、イージス・システム搭載艦の大きさをまや型護衛艦まで小型化

出典:ノースロップ・グラマン

因みに共同通信は安全保障に係わる報道について国内向けと海外向けで内容を変えており、国内向けは核心をぼかして海外向けはより詳しく報道することが多い。

例えばF-15J改修の初期コスト高騰について英字記事では2020年末段階で「米国側から部品枯渇対策費用を要求されているのが原因(国内向けの報道はなく防衛省がこれを認めたのは2021年4月)」と指摘、さらに導入中止が囁かれていたRQ-4/Block30についても「防衛省は計画をキャンセルして海上監視タイプの無人航空機を熱望していた」と報道しており、まや型護衛艦と同レベルまで小型化するという言及も英字記事でしか言及していない。

なぜ国内のニュースを英字記事でより詳しく報じるのか本当に謎だ。

日本のイージス・システム搭載艦は基本排水量約2万トン、ズムウォルト級を超える巨艦?
防衛省、F-15J改修に電子戦装置とレーダーの部品枯渇対策経費が必要と認める
共同通信、防衛省は陸上偵察のみのRQ-4導入を中止して海上監視用UAVを熱望していた

 

※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊 護衛艦まや

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