鶏肉関連の展示会で並べられたフォアグラ=2016年12月、フランス南部サマタン(AFP時事)
【ロンドン時事】英BBC放送は18日、チャールズ国王が王宮でのフォアグラの使用を禁止したと伝えた。
賓客をもてなすために数多く開かれる王室のレセプションで、フォアグラがメニューに載ることはなさそうだ。
フォアグラは世界の三大珍味ともいわれ、ガチョウやアヒルに大量の餌を与え、肝臓を肥大化させて作る。フランス料理の伝統食材だが、生産方法が残酷だとの批判も出ている。
英王室から動物愛護団体に届いた手紙によると、バッキンガム宮殿をはじめ全ての王宮でフォアグラの提供が禁止されているという。同団体は感謝の意を込めて、国王にフォアグラの模造品を贈るとしている。
英国では、フォアグラの販売や輸入は可能だが、生産は禁止されている。