ロシア大統領報道官、ウクライナの政権交代は特別軍事作戦の目標ではない

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ロシアのペスコフ大統領報道官は21日、ゼレンスキー政権の退陣及び新政権の樹立は特別軍事作戦の目標ではないと明かし注目を集めている。

特別軍事作戦の主要目標は首都強襲によるゼレンスキー政権の転覆→親露政権樹立→ウクライナ全土の制圧だったのは間違いない

プーチン大統領は特別軍事作戦の開始を宣言した2月24日の演説の中で「8年間、キーウ政権によって虐待や大量虐殺に晒されてきた人々を守るため、ウクライナの非軍事化とロシア人や民間人に対する数々の血なまぐさい犯罪を犯した者を裁きにかける」と主張、ロシアに亡命していたヴィクトル・ヤヌコーヴィチ元大統領による親露政権樹立の準備もベラルーシで進められていたことが報告されているので、特別軍事作戦の主要目標は首都強襲によるゼレンスキー政権の転覆→親露政権樹立→ウクライナ全土の制圧だったのは間違いない。

ロシア大統領報道官、ウクライナの政権交代は特別軍事作戦の目標ではない

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

しかしロシアのペスコフ大統領報道官は21日、記者から「ウクライナの政権交代は特別軍事作戦の目的の一つか?」と質問されると「ゼレンスキー政権の退陣及び新政権の樹立は特別軍事作戦の目標ではない」と答えたため注目を集めているが、詳しい言及もないまま「ロシアは特別軍事作戦の目標を達成しようとしており、これらの目標は様々な方法や形式で達成することができる」とも付け加えており、ゼレンスキー大統領が「ロシアは一時的な停戦を望んでいる」という言及にも「我々は目標を達成するだけ」と強調した。

ドンバス解放以外にロシアが唱える特別軍事作戦の目標が何なのかは不明だが「これらの目標は様々な方法や形式で達成することができる」と述べているので、恐らく政治的にも軍事的にも「ウクライナの屈服」を諦めておらず、軍事的にキーウを占領しなくてもインフラを破壊して経済破綻させれば「目標は達成できる」と示唆しているのだろう。

ロシア大統領報道官、ウクライナの政権交代は特別軍事作戦の目標ではない

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

因みにロシア議会上院のコンスタンチン・コサチョフ副議長はウクライナとの和平交渉について「西側諸国に操られている現キーウ政権とは交渉できない」と述べており、ウクライナ側も「ロシア軍が全てのウクライナ領から離れた後に和平交渉が可能になる」と主張しているので、互いにまだまだ多く血を流す必要がある。

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※アイキャッチ画像の出典:Kremlin.ru / CC BY 4.0

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