Ｃ・ロナルド選手、マンチェスターＵから即時退団　「双方合意」で

クリスティアノ・ロナルドがマンチェスター・ユナイテッドから退団

（ＣＮＮ）　サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドは２２日、同チームに所属するポルトガル代表ＦＷクリスティアノ・ロナルド選手（３７）の退団を発表した。

マンチェスター・ユナイテッドは短い声明を通して、双方の合意で退団が決まり、即刻発効すると報告。２度にわたった在籍中に３４６試合に出場、１４５ゴールを挙げたとして同選手の貢献をたたえ、本人の家族の幸運を祈る言葉を贈った。

ロナルド選手も、マンチェスター・ユナイテッドとの話し合いの結果、契約の早期打ち切りで双方が合意したとする声明を出した。同チームとサポーターを愛する気持ちはまったく変わらないとしたうえで、「新たな挑戦を目指す時だと感じている」と述べた。

ロナルド選手は現在、ポルトガル代表チームのメンバーとしてワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会に出場中。大会開幕の直前に公開された英メディアとのインタビューで、マンチェスター・ユナイテッドに裏切られた気持ちだと明かし、テンハグ監督に敬意を持てないと話した。

一方で２１日には、このタイミングで発言が公開されたことについて、ポルトガル代表チームの集中力に影響を及ぼすことはないと語っていた。

ロナルド選手は２００３～０９年にマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、スペインのレアル・マドリード、イタリアのユベントスを経て昨年復帰。だが今シーズンは出場１０試合でわずか１ゴールにとどまった。

テンハグ監督の下ではほぼ交代要員に使われ、先月の試合では交代出場を拒否して試合終了前に退出するなど不満をあらわにしていた。