【ワシントン共同】米最高裁は22日、トランプ前大統領が自身の財務記録が下院歳入委員会に渡るのを阻止するために起こしていた訴えを退けた。同委の要求に応じて米内国歳入庁(IRS)が財務記録を提出できるようになる。米メディアが伝えた。
トランプ氏は歴代米大統領の慣例に反して財務記録の公開を拒み続け、税金逃れなどの疑いを持たれている。
トランプ氏の財務記録を巡っては、下院監視・改革委員会も提出を求めて訴訟に発展。米メディアによると、同委は9月の双方の合意に基づき一部を入手している。ニューヨーク州検察当局もトランプ氏の疑惑捜査の一環として財務記録を入手している。