ランド研究所、米空軍は沖縄に戦闘機ではなく無人機を配備するべき

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米空軍はF-15C/Dを嘉手納基地から段階的に本土へ撤退させ「より高度な第4世代と第5世代の戦闘機をローテーション配備する」と発表したが、ランド研究所は「沖縄に戦闘機ではなく無人機を配備するべきだ」と主張している。

台湾有事の際に沖縄は攻撃を受ける可能性が高いので「大量のXQ-58を沖縄に分散配備する」というアイデアは非常に創造的と言えるだろう

レガシーな航空戦力の処分を進める米空軍は戦力のやり繰りに苦労しており、中国の弾道ミサイルや巡航ミサイルは沖縄を射程圏に納めているためランド研究所は「沖縄に戦闘機を配備し続ければ空軍の負担を増やしかねない。さらに戦争になれば中国は何百発ものミサイルで駐機中の戦闘機、滑走路、燃料貯蔵庫などを破壊するだろう。この規模の攻撃はパトリオットの防御を圧倒する」と指摘し、米空軍は沖縄に戦闘機ではなく「滑走路に依存しない無人機」を配備するべきだと主張している。

ランド研究所、米空軍は沖縄に戦闘機ではなく無人機を配備するべき

出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Rebeckah Medeiros

滑走路に依存しない無人機とは米空軍研究所のLCAAT (低コスト航空用航空機技術) 計画に基づきクラトス社が開発したXQ-58のことだ。

XQ-58は小型ロケットモーターによる打ち上げとパラシュートによる機体回収にも対応しており、ランド研究所は「F-22やF-35と比べるとXQ-58のステルス性や多用途性は限定的だが、1個飛行隊分のF-35を調達するコストでXQ-58を300機以上も調達できるため、LCAATのような滑走路に依存しない航空機群は量的戦術を駆使することで敵の防御力を圧倒し、他のスタンドオフ兵器や有人戦闘機による攻撃をサポートすることができる」と訴えている。

ウクライナでもHIMARSやS-300といった移動可能な装備の生存性は高いと実証されており、大量のXQ-58を沖縄に分散配備すれば「中国が何百発ものミサイルで攻撃を仕掛けてきても全てを破壊するのは困難=沖縄からの攻撃能力を維持できる」という意味だ。

まだXQ-58は実用化されていないので直ぐにランド研究所のアイデアを実現できないが、台湾有事の際に沖縄は攻撃を受ける可能性が高いので「大量のXQ-58を沖縄に分散配備する」というアイデアは非常に創造的と言えるだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Joshua King

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