【ワシントン共同】ロシアのインフラ攻撃による電力危機で暗闇に沈むウクライナの夜を、米航空宇宙局(NASA)の衛星が29日までに描き出した。全土で停電を引き起こした攻撃当日の23日は、国土の中心からやや北にある首都キーウ(キエフ)や西部のリビウ、東部ドネツクが点に見えるだけ。欧州にぽっかり開いた穴のようだ。
侵攻直前の2月上旬、多くの都市が星座のように輝いていたのとは対照的。北東のロシアの首都モスクワがひときわ明るく見える。
ウクライナではロシア軍のミサイル攻撃により、断続的な停電や断水が発生。ゼレンスキー大統領は「エネルギーテロ」だと批判した。