先週木曜の時点ではあるが、今もストが終わったとの報道はない。
韓国トラック運転手スト、物流混乱による損失12億ドル 政府試算
12/1(木) 17:03配信 ロイター
[ソウル 1日 ロイター] – 韓国産業省は1日、トラック運転手による全国的なストライキに伴い、国内の自動車などの産業で物流の停滞により1兆6000億ウォン(約12億3000万ドル)の損失が出ているとの試算を示した。労働条件や賃金などを巡る政府と労組の協議は、現時点で妥結のめどが立っておらず、ストが長期化する可能性がある。
2万人以上のトラック運転手が参加するストは1日で8日目に入り、同国のサプライチェーンの混乱は一段と拡大。政府は先月29日にセメント業界のトラック運転手に職場復帰を命じており、復帰命令の対象を今後さらに広げるとみられる。
産業省によると、セメント、鉄鋼、自動車、石油精製業界は、先週ストが始まってから7日間で、出荷ができないことにより1兆6000億ウォンの損失を被ったという。
政府と労組との次回交渉の日程は未定。
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黒井今週でストも2週間となるが、そうなれば6月の時の被害額を超えることになりそうだ。なおかつ終わる気配がなく、政府としても職場復帰命令以上の措置に出なければガソリンもセメントも鉄鋼も完成車も何もかも滞る。かと言って強行措置に出れば、ますます労組側も態度を硬化させて状況が悪くなりかねない。
黒井ロイターでも報道されたということは、海外資本や投資家もこの話題を目にして認識し始めるということ。すなわち韓国売りに繋がりやすい。韓国株も国債も社債も、ウォンもすべて売られ始める恐れがある。コメント欄や日本語の記事では「日本の労組は情けない」との的外れな論調がみられるが、そういうレベルの話ではない。