ロシア国防省=モスクワで2015年11月27日、真野森作撮影
ロシア国防省は5日、国内の2カ所の空軍基地がウクライナの無人航空機による攻撃を受け、軍人3人が死亡、4人が負傷したと発表した。タス通信が伝えた。
攻撃があったのは、西部リャザン州にあるディアギレボ空軍基地と南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地。死者はディアギレボ基地で出たとみられる。
ディアギレボ基地はモスクワの南東約200キロ、エンゲリス基地は南東約730キロに位置する。エンゲリス基地は核兵器の搭載が可能な戦略爆撃機を収容しているとされる。
タスによると、基地の防空システムが低空飛行していた無人機を捉え撃墜。この際に落下した無人機の残骸でロシア機2機が軽く損傷したという。ロシア側はウクライナによる「テロ行為」と主張している。【ブリュッセル岩佐淳士】