
(写真:朝鮮日報日本語版) ▲今月9日、大邱市内にある西城交差点の事故現場。写真提供=大邱消防本部
大邱市内で車11台が絡む追突事故が発生し、15人の負傷者が発生した。
大邱消防安全本部などが11日に明らかにしたところによると、9日午前8時21分ごろ、同市中区の西城交差点で、タクシーが前の車に追突した後、センターラインを越えて反対車線にいた車数台にぶつかったとのことだ。
【動画】赤信号で停止中の車に追突、車11台絡む事故映像 /大邱
この事故で15人が負傷、5人が病院に搬送されて治療を受けている。また、事故の収拾に車8台・人員31人が投入され、1時間半以上がかかり、通勤時間帯に激しい渋滞が発生した。
インターネット上では当時の事故の様子が収められたドライブレコーダーの映像が公開されている。
この映像を見ると、ドライブレコーダーを搭載した車が、赤信号で停止している前の小型車にぶつかったのにもかかわらず、そのまま直進している。
小型車はブレーキランプがついているが、突進を阻む力が足りなかった。この状態のまま車数台にぶつかった後、小型車は横にそれた。だが、ドライブレコーダー搭載車はその後も対向車数台とぶつかり、やっと止まった。
ネット上で映像を見た人々は「小型車の運転手は怖かったことだろう」「小型車を盾にして突進している」「急発進事故か」などのコメントを寄せている。
警察は、前に止まっていた小型車にタクシーが追突して事故が始まったと見て、ドライブレコーダー映像や目撃者の証言などをもとに詳しい事故の経緯を調べている。
キム・ジャア記者