ロシア、移民を動員補強に利用する可能性 ウクライナ軍が指摘


ロシア、移民を動員補強に利用する可能性 ウクライナ軍が指摘

ウクライナ軍のオレクシー・フロモウ准将

フロモウ氏はロシアが「製品の質を下げることで、そして活発に他国と協定を結ぶことで」軍需物資を増やしていると指摘した。

同氏によると、ロシアは動員を補強するためにかなりの数の中央アジアからの移民を利用する可能性が高いという。

「二重国籍者はロシアで平時に軍に入隊することが許されている。こうした変更は主にロシアに滞在する移民労働者を軍隊に引きつけることを目的としている」と同氏は述べた。

ロシアにいる移民のうち推定約270万人が兵役適齢者で、大半は中央アジアからの移民だという。

ロシアは先月、ウクライナとの戦争に多くの市民を送り込む「部分動員」が完了したと発表した。9月末に発表された動員は、特に少数民族が多く住む地域で抗議が発生する事態を引き起こし、男性の国外脱出につながった。

フロモウ氏はまた、「ロシア軍の第2機動ライフル師団は訓練と戦闘の調整を行っている。 ロシアは既存の部隊の戦闘能力の回復と新設の軍事部隊の訓練にベラルーシの将校や訓練場のインフラを利用している」と述べ、ベラルーシでロシア軍の存在が増していると指摘した。

フロモウ氏は、ロシア軍の戦車や航空機がベラルーシに移動したのはミサイル攻撃のルートを確保するためだとみている。

敵は「キンジャル超音速ミサイルを搭載した戦闘機『ミグ31K』3機と長距離レーダー探知機『A50U』1機」を移動させ、「これは侵略者がウクライナ領土への空爆を行う能力の高まりを示している」と同氏は述べた。



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