キャスターの辛坊治郎が7月19日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。中国在住の知人である日本人の体験談や、中国国内で行うテレビの生中継を例に挙げ、「中国政府は本気で監視している」と指摘した。
【写真】炎上する、中国中央電視台(CCTV) 電視文化センター
25日、教師や学生代表との座談会で重要演説を行う習近平氏。習近平(しゅう・きんぺい)中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は25日午前、青年節(5月4日)を前に北京市の中国人民大学を訪れ、思想政治科目のスマート教室、博物館・・・
辛坊)今から20年前に中国で取材したときにお世話になった方と今週、20年ぶりに連絡をとった際に伺った話をします。その方は中国語のエキスパートで、中国でガイドをしていた日本人です。大学の教授のようなこともしています。その方が、中国で会社を運営する際のリスクについて論文を書いたんですね。「どうせ、読む人間はいないだろう」と思っていたら、その論文を出した途端に、それまで使えていた中国国内の銀行口座や携帯電話などが全て使えなくなったそうです。中国政府は本気で監視している証しです。
話は変わりますが、北京で民間放送局が生中継するときには、中国国営中央テレビ(CCTV)の回線を必ず使わなければなりません。ですから、その生中継は中国側に全てモニターされています。生中継で中国に批判的なこと言った途端に、電波は切られてしまいます。