米経済誌の「カタールW杯ソフトパワー評価」で韓国が2位、日本は


米経済誌の「カタールW杯ソフトパワー評価」で韓国が2位、日本は

(写真:朝鮮日報日本語版)

【写真】W杯開会式でパフォーマンスを披露するBTSのJUNG KOOK

 フォーチュンは20日(韓国時間)「W杯は世界の数十億人が見る究極のソフトパワー・プラットフォームだろう」だとして、国別のソフトパワー・ランキングを発表した。

 その上で、W杯の開会式のステージで公式テーマソング「Dreamers」を歌ったBTS(防弾少年団)のJung Kook(ジョングク)と、国際サッカー連盟(FIFA)の公式スポンサーである現代自動車を紹介した。

 同誌は、韓流と文化の優秀性などによって韓国のソフトパワーが証明されたと分析。現代自は競技場内の広告ボードに電気自動車(EV)アイオニック5とEV6を表示し、視聴者の視線を引き付けた。

 さらに、ソン・フンミン(トッテナム)が眼窩(がんか)骨折に見舞われながらも特殊フェースガードを着けて闘魂を見せたことで、韓国代表選手たちが世界的に知られるようになったと伝えた。

 フォーチュンはまた「韓国の大胆なプレースタイルと熱狂的なファンの応援が合わさって、21世紀の大衆文化の中心的存在になっている韓国の国家的エネルギーを見事に引き出した」と報じた。

 ランキングでは、アルゼンチンに敗れて惜しくも準優勝となったフランスが1位に輝いた。

 フォーチュンは「サッカーのフランス代表によって国のイメージと名声が強化された」として「キリアン・エムバペによって、彼の所属するパリ・サンジェルマンはフランスのソフトパワーの大きな部分となった」と説明した。

 3位には、アフリカ勢初のベスト4進出を成し遂げたモロッコが選ばれた。

 「ビッグトーナメントで目ぼしい成績を挙げておらず、有名選手もいないため、期待値は高くなかったが、今大会は競技場の内外でモロッコが勝利したといえる」として「(モロッコが)ポルトガルに勝利した後、ソフィアヌ・ブファルが母の手を取ってピッチでダンスする姿は世界中の反響を呼んだ」と説明した。

 日本は4位にランクインした。グループリーグで優勝候補のドイツとスペインを破った実力に加え、試合後のロッカールームの清掃などで話題を集めた。サポーターも試合終了後、応援で使った青のビニール袋にゴミを集めて持ち帰り、プラスの影響力を与えた。

 ソフトパワーとは、米ハーバード大ケネディースクールのジョセフ・ナイ教授が初めて使用した言葉で、経済制裁など物理的強制力を持つ「ハードパワー」とは異なり文化や技術などのパワーを示す概念だ。

パク・チヒョク記者



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