ゼレンスキー大統領、新たな武器が届くまでバフムートでロシア軍を拘束したい

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仏メディアの取材に応じたゼレンスキー大統領は「ロシア軍に破壊されたバフムートはあまり重要ではないが、軍事的には新たな武器が届くまで頑張るしかない」と明かし、西側諸国が提供を約束した武器が届くまで時間を稼ぐ必要があると主張した。

まだまだ血みどろの消耗戦を続けてバフムートにロシア軍を拘束するつもりなのだろう

エストニア国防軍諜報部門のマーゴ・グロスバーグ大佐は「ウクライナ軍がバフムートを維持できたことで後方に新たな防衛ラインを構築し、スラビャンスクやクラマトルスクなどの拠点を守るチャンスを得た。この地域は高地にあるので明らかにウクライナ人に有利であり、数日~数週間以内にバフムートからの撤退が始まる可能性がある。これは新たな防衛ラインの構築具合に左右されるものの永遠にバフムートを保持するため人員や物資を浪費するのは合理的ではない」と定例記者会見で言及。

ゼレンスキー大統領、新たな武器が届くまでバフムートでロシア軍を拘束したい

出典:Генеральний штаб ЗСУ

これ受けてゼレンスキー大統領は「我々は出来るだけ戦うつもりだ。バフムートは我々の要塞であり、ここを守るため亡くなった人々を英雄だと考えている。長距離攻撃兵器の提供が早まれば我々はバフムートを維持するだけでなく、2014年から占領状態にあるドンバス地域の解放作戦を開始するだろう」と反論していたが、仏メディアの取材に応じたゼレンスキー大統領は「もっと具体的にバフムートから撤退しない理由」を明かした。

仏Le Figaro紙は「バフムートを巡る戦いは6ヶ月間も続いており被った損失も甚大だ。多くの専門家が口を揃えて『この街は戦略的に重要ではない』と言っているのに、なぜ軍を撤退させて他の地域に戦力を投入しないのか?」と質問、これにゼレンスキー大統領は「これは時間の問題で戦争中の時間は常に同じ意味を持たない。我々は新たな武器が届くまで頑張るしかない。もちろん戦略的な観点から見ればロシア軍の大砲で破壊されたためあまり重要ではない。しかしここを失うとロシア軍は更に先へと進もうとするだろう。問題はバフムートの後がどうなるかだ」と述べている。

ゼレンスキー大統領、新たな武器が届くまでバフムートでロシア軍を拘束したい

出典:U.S. Army photo by Markus Rauchenberger

つまり新たな武器が届いて反撃準備が整うまでロシア軍を何処かで拘束する必要があり、ここを放棄してドネツク州の奥深くに前進されるとロシア側のアドバンテージになるため「バフムートを譲りたくない」という意味で、CNNに登場したゼレンスキーの考えをよく知る人物が言っていたこと「ほぼ同じ趣旨=バフムートでロシアが勝利したと彼は認めおらず、ここを保持できればドンバス全体を奪還する可能性が広がり、逆に失えばロシア軍にスラビャンスク方面への前進を許すことになる」なのが興味深い。

まぁセベロドネツクやリシチャンシクからも最終的に撤退を決断したため「何が何でもバフムートを死守する」という考えはないと思われるが、最低でも戦車や歩兵戦闘車が到着する3月~4月までバフムートを維持したいと考えており、まだまだ血みどろの消耗戦を続けてバフムートにロシア軍を拘束するつもりなのだろう。

ゼレンスキー大統領、新たな武器が届くまでバフムートでロシア軍を拘束したい

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

問題はバフムートからの撤退を強制的に強いられるロシア軍の包囲を阻止できるかだが、、、

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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