中国経済再開というのが嘘だと外国人投資家は見抜いている。
焦点:中国国債の魅力あせる、経済再開で外国人の資金流出
2/14(火) 12:29配信 ロイター
[香港 10日 ロイター] – 中国国債は新型コロナウイルスのパンデミック期間中でも確実なリターンが得られる投資先だったが、国際投資家は現在、その保有を減らしつつある。中国経済の再開に伴う金融引き締めを見据え、株価上昇にも備える動きだ。
昨年は世界各国の中央銀行がインフレ退治のために利上げを競う中、中国は「ゼロコロナ」政策で景気が減速し、中国人民銀行(中央銀行)は金融緩和を進めていた関係で、中国国債は世界的に見てもずば抜けて安定的な利益が得られる市場だった。しかし中国経済は現在急速に再開しており、いずれ人民銀行が緩和を巻き戻すと予想されている。
先進国で市場金利上昇が峠を越えた兆しが生じ、キャピタルゲイン(値上がり益)が見込めそうになったことも、中国国債の魅力が色あせた一因。
中国本土と香港間の債券相互取引制度「債券通(ボンドコネクト)」のデータを見ると、外国人投資家は昨年、中国国債を約6160億元(906億3000万ドル)売り越し、保有額は3兆4000億元程度に減っている。
ファンドマネジャーらによると、この傾向は今年に入って強まっている。
JPモルガン・アセット・マネジメントで中国債券オポチュニチーズ・ファンドを運用するジェイソン・パン氏は「中国経済の回復に便乗する取引を求めているなら、答えは中国国債(CGB)ではない。債券市場でリスクオンに乗りたいなら、答えはオフショアの中国債と人民元の買いだ」と語った。
パン氏によると、既に中国本土に資金を投入している投資家は、単純に株式に乗り換える可能性がある。
同氏としてはCGBへの投資を減らし、その大半を「点心債」(主に香港で流通する人民元建て債券)にシフトさせた。世界の投資家が香港株を通じて中国経済回復に賭けることで、香港市場の流動性が高まって点心債を下支えするとの見方からだ。
中国人民銀行は過去2年間、世界的な金融引き締めの潮流に逆らって緩和を進めてきた。このため中国国債は諸外国の国債市場をアウトパフォームした。
昨年はFTSE中国政府債指数のリターンが人民元建てでプラス3.2%、ドル建てではマイナス5.4%だった。これに対し、FTSE世界国債指数はドル建てでマイナス18.3%となっている。
英資産運用会社abrdnの中国債責任者、エソムンド・ゴー氏は、韓国、インド、インドネシアなど、間もなく利下げに転じそうな国々の債券が魅力的だと指摘。中国国債よりも「キャピタルゲインの余地が大きい」と語った。
<利回りの優位性失う>
米国債利回りが中国国債を上回ったこともあり、中国国債の強みは消えてしまった。10年物の利回りは米国債が現在3.7%前後、中国国債は2.9%だ。また上海株は過去2カ月間で13%上昇している。
パン氏は「中国債は非常に良い分散投資対象であり、特に過去3年間はそうだった」とした上で、世界的に金利上昇が頭打ちとなる中では、より利回りの高い市場に資金を投じるのが妥当だと続けた。
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ワトソン君経済再開はウソなんですね(笑)
黒井中国政府が小手先の政策だけで経済を動かせるわけではなく、どうにもならない不動産バブルの崩壊や半導体制裁の影響を軽減させるための方便に過ぎないってこと。加えて中国は利上げもしてないから、国債の金利も不当に低いままだ。
ワトソン君アメリカ国債よりも金利が低いなら、アメリカに投資しますよね!中国に投資する意味がないです。
黒井金利が安いということは国債が高いということ。つまり中国国債を売り逃げるのに最適な場面だと言ってるわけ。一部は中国株に還流したが、大部分は香港を通じて米国など本国に戻ってしまったんだろう。
ワトソン君中国はいつ戦争を始めるか分からないし、危険です!
黒井記事中にそういう記述はないが、暗に示してるよな。
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・中国が分裂したり別の政治形態に変わったら、国債はどうなるんですか?
・中国の国債はキチンと返されるかが心配です。流動性は確保されてますか?
・私の予想では、中国経済は2027年までに亡くなります
黒井そりゃ別の国になったら国債は紙くずだろ。中国の借金や資産を引き継ぐ継承国がどこになるかで変わる。踏み倒しで外国人投資家が丸損というのだけはありえない。アヘン戦争の頃から既にありえない。
ワトソン君確かに(笑)
ワトソン君中国の皆さん、世界に迷惑をかけたら賠償してもらいます!さようなら!