米国国内各地の港湾作業に中国製のクレーンが使われているが、このクレーンにはコンテナの出所や目的地を登録し追跡可能なセンサーが搭載されていることから、米軍の動きを事実上中国が監視できるようになっているのではないか――という懸念が米国当局から生じ始めている。
米ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、該当のクレーンは中国の上海振華重工(ZPMC)が製造している。米国防総省や国家安全保障局の関係者によれば、この件は「クレーン版のファーウェイ」「トロイの木馬のようだ」という。もしもファーウェイ同様に国家安全保障を脅かす存在だというならば、今すぐに使用を全面禁止しなければならない。
中国はいまや世界中の輸送コンテナや輸送データサービス管理のシェアを握り、「世界の港を支配している」とも言われる。米国のマイクロソフトなどと協業し、世界中の自動化された港湾システムを一手に握ることに成功した。上海の本社では全世界のクレーンが監視可能だという。
ただしクレーンにできることは限られる。中国製コンテナを輸送に使うからと言って、中身のすべてを中国当局が監視できるとは思えない。世界中のコンテナの総合計は国連の貿易データによれば1億8,000万個も存在するからだ。当然安全保障上の問題から中国製のクレーンを規制することに問題はない。該当の上海企業が禁輸リストに入れられても、代替の西側諸国からのクレーンの調達価格が少し高くなるだけだ。
コメント欄では「クレーンを何件か検査して、セキュリティソフトを入れればいい」「日本国内のPCもほとんど全部がマイクロソフトやアップル」「米国はこういう発信をしながらも中国製品を買い続けている。もっと厳格化すべき」というやや冷静な意見が目立った。(黒井)
中国製貨物クレーンは偵察用か 米当局が懸念(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
3/6(月) 8:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbe1704fa41e6ebf818df8b559e5e31880505a05
ネットの声
米国国内のクレーンならば何件かチェックすれば良いんじゃね? そしてセキュリティソフトの様な物を入れておけば良い。 おかしな情報発信していれば即解るようにね。 まぁ、中国が世界から信頼して貰える国になるつもりなら国家情報法を廃止するべきだ。 国際的には全く認められない法律。
日本国内のパソコンOSはは全てマイクロソフトやアップルがほとんどだ。これをよく考えてみるとアメリカ側は日本の情報を全て把握できることを許しているし、提訴もアメリカの裁判所にしないと無理だ。防衛戦略では、中国製品だけでなくアメリカ製品の部分も含め独自のセキリテー戦略を構築して守らなければならないことを政府は肝に銘じてほしい。
アメリカはこの様な発信をしていながら中国製品を買い続けている。この際、日用品以外のものを輸入禁止とか検査を厳格化するとかしたらどうですか?そもそも、中国がこの様になったのはアメリカが一因で有ることは間違いない。安いから何でも中国製になびき、国家の安全にどうして無頓着だったのか訳が判らん。大陸国家と海洋国家の戦略は全く違う事を理解していない。大陸国家は自陣の拡大をじわじわと行うかわ海洋国家は一気に片付けようとする。今のロシアも大陸国家のやり方。大陸国家には定石が有る事を早く理解する事だ。先ずは不審なもので電波を発信していないか、ネットに繋がっていないか臨検したらどうでしょう。中国からの輸入もローテクは良いとしてもお薦めのハイテク製品は買わなきゃ事です。勿論アメリカは元より日本もそうです。たぶん風力発電や太陽光発電もその内言い出すかも知れないですね。