ウクライナで実証されたドローンと手榴弾の組み合わせ、米陸軍も演習でテスト中

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ウクライナ戦争で多用される小型ドローンを使用した手榴弾による攻撃は「塹壕に隠れる敵兵」だけでなく戦車や装甲車を損傷させることあり、遂に米陸軍もこのコンセプトを演習でテストし始めた。

このコンセプトが正式に採用されるかは不明なものの「実戦で実証された戦術」なので今後の行方に注目が集まる

商用向けの小型ドローンに手榴弾を搭載して敵を攻撃する手法はウクライナ戦争で多用されており、この非力な攻撃手段は物陰や塹壕に隠れる敵兵だけでなく、上部ハッチが開いた状態を狙われると戦車や装甲車も損傷(車内の弾薬が誘爆すれば修理不可能なほどのダメージを与えられる)することが確認されている。

ウクライナ軍は小型ドローンでロシア軍兵士や戦車を攻撃するシーンを積極的に公開して話題になったが、現在ではロシア軍も同じように小型ドローンでウクライナ軍兵士や戦車を攻撃するシーンを公開しており、遂に米陸軍まで手榴弾を搭載した小型ドローンをテストし始めた。

米陸軍は分隊レベルの状況認識と偵察能力を改善するため米Skydioが製造するクワッドコプター「X2」をベースに開発されたRQ-28Aの調達を開始、 2025会計年度の第2四半期までに1,080機(2023年までに480機を納品)を取得する予定だが、これは低率初期生産分の契約なので米陸軍が最終的にRQ-28Aを何機取得するのかは不明だ。

ウクライナで実証されたドローンと手榴弾の組み合わせ、米陸軍も演習でテスト中

出典:U.S. Army photo by Spc. Casey Brumbach 手榴弾を搭載して空中投下するためのキットを取り付けたRQ-28A

米陸軍戦闘能力開発コマンド(DEVCOM)はRQ-28Aに手榴弾を搭載して空中投下するためのキットを開発、これを今年2月の演習で第3歩兵旅団戦闘団(第82空挺師団)がテストしたと明かしており、米陸軍がドローンを使用して手榴弾を投下したのは今回が初めての試みで、このコンセプトが正式に採用されるかは不明なものの「実戦で実証された戦術」なので今後の行方に注目が集まる。

因みにドローンに小銃、迫撃砲弾、対戦車ロケット弾、地雷などを搭載したドローンは既に防衛見本市で幾つも披露されており、既に導入(本格導入なのか試験導入なのかは不明)している国も存在するため、この手のドローン導入はさらに加速していきそうだ。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Spc. Casey Brumbach

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