3月16日の首脳会談後、日本経済産業省は、2019年7月に導入されたフッ化水素などの3つの素材に関する輸出管理強化を解除することを発表しました。この決定は、局長級の対話により韓国側の管理体制が改善したことが理由です。
しかし、輸出管理の強化はホワイト国復帰ではありません。グループA、つまりホワイトグループへの復帰については、「引き続き対話を継続する」とのことです。
今回の問題とは無関係に、この決定は関係改善の手土産になっていますが、ホワイトグループへの復帰という最大のご褒美はお預けにされました。
この規制は、韓国が日本海や東シナ海で北朝鮮や中国などと瀬取りを行った疑いがあり、その際にフッ化水素を明け渡していたと広く認識されています。ホワイトグループAを裏切った代償はあまりにも大きく、政治的メッセージが含まれていることは明らかでした。
韓国側は、最大の成果と期待されたホワイトグループAへの復帰が実現できなかったことに落胆しているはずです。しかし、フッ化水素の輸出管理が緩和されることから、韓国側も強硬な姿勢を取ることは難しい状況にあります。
しかし、コメント欄では、「来月の地方統一選で迷うことなく野党に投票できる」といった岸田政権への批判が強く、岸田首相も自らの政権の短命さを悟っているとの意見がありました。また、メディアも混乱し、情報が二転三転しているようです。「消えたフッ化水素を公にしてほしい」といった声もありました。