3月21日の米国株式市場は銀行の流動性に関する懸念が和らぎ、ダウ平均株価が前日比+0.98%で316.02ドル高の32,560.60ドルで引けた。
S&P 500は+1.30%の4,002.87ドル、ナスダックは+1.58%の11,860.11ドル。
懸念となっていたファーストリパブリック銀行は+29.5%急騰した。JPモルガンのダイモンCEO自らが主導する形での出資について協議していると報道されたことが好材料となった。
パックウエスト銀行は+18.8%、ウエスタンアライアンス銀行も+15.0%と大幅なプラスで引けた。
米国株式投資レポートで公開している7つのポートフォリオで、今週月曜に複数のトレードが実施された。今回の動きを見越したものだったと考えるのが自然だ。
注目の3月22日に発表されるFOMCの利上げ幅は0.25ポイントでほぼ市場のコンセンサスが固まった。据え置きはわずか16.6%となっている。0.25ポイント以外の数字が発表された場合は、どちらにせよネガティブな投資家心理に繋がりかねないと言える。