トランプ氏起訴をNY州大陪審が決定、米大統領経験者では初…選挙戦への影響必至
2023/03/31(読売)
米国のトランプ前大統領の不倫もみ消し疑惑を巡り、米メディアは30日、ニューヨーク州の大陪審がトランプ氏を起訴することを決めたと報じた。
米国の大統領経験者が起訴されるのは初めて。来年の大統領選への出馬を表明しているトランプ氏の選挙戦への影響は必至だ。起訴内容は明らかになっていない。
トランプ氏起訴、不倫口止め疑惑巡り 米大統領経験者で初
[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米ニューヨーク州の大陪審は、不倫相手に口止め料を払ってもみ消しを図ったとされる疑惑を巡り、トランプ前米大統領を起訴した。当局筋が30日、明らかにした。米大統領経験者が起訴されるのは初めて。
トランプ氏は2024年の大統領選に出馬を表明しており、同氏の起訴が選挙の構図を変える可能性がある。トランプ氏はこれまで、起訴されても共和党候補指名獲得を目指して選挙活動を続けると表明している。
詳しい起訴内容はまだ不明で、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、数日内に発表される公算が大きい。
トランプ氏をNYで起訴-米大統領経験者としては史上初めて
3/31(金) 6:39配信 Bloomberg
(ブルームバーグ)トランプ氏の起訴は米国の司法および政治において歴史的な出来事であり、既に二極化している社会と有権者のさらなる分断につながるのは必至の情勢だ。
湯浅卓国際弁護士(ニューヨーク州弁護士/ワシントンD.C.弁護士)
米国の報道で、起訴内容は今週明らかになり、今週トランプ前大統領は記事の裁判所によって召喚へ、と全米報道。以下、専門分析。トランプ大統領と記事の弁護士が、上記召喚されると、即、裁判所に出向くのは確実。
全面対決だが、召喚自体ではテクニカルに争わないと予測される。
トランプ前大統領は、裁判所で召喚され、裁判プロセスの状況認識をきちんとしていることを示す。裁判所内でもシークレットサービスはトランプ警護を継続。
トランプ氏に対して検察当局が、記者のカメラの前を、手錠姿で歩かせる可能性はゼロと推定。前大統領にそれをすれば米国の常識に反する為。逃走可能性もトランプ・ケースはゼロな為、拘置施設に、裁判所に来た後の移送も考えられない。
起訴でも、米大統領選の選挙活動は、米国憲法の下、トランプは完璧継続できる、と専門分析。仮に今後、有罪判決でも、米国憲法下、立候補に問題は生じない、と専門分析。
Q&A 大陪審とは? トランプ氏は訴追後どうなる(産経)
2023/3/31
Q 大陪審とは
A 通常の陪審は、起訴後に事件に関して有罪か無罪かの判断を下す。一方、大陪審は、重罪に相当する犯罪を起訴するかどうかを決める。大陪審の陪審員は23人で構成される。規模が大きいので「大陪審」と呼ばれる。大陪審は証人を呼ぶこともでき、過半数の賛成で起訴が決まる。
Q 過去に政治家を捜査したことは
A クリントン元大統領が南部アーカンソー州の知事時代に土地開発・不正融資に関与したとのホワイトウォーター疑惑を巡り、大陪審が設置された。クリントン夫妻が捜査対象となったが、不起訴になった。
Q トランプ氏はどうなる
A 検察当局の起訴を受け、トランプ氏はニューヨーク州検察に出頭し、指紋採取や顔写真の撮影に応じた後、罪状認否のため裁判所に出廷しなければならない。拒絶した場合は逮捕される可能性もある。
Q 裁判の見通しは
A ニューヨークでは起訴から1年後を目途に裁判が始まるのが通例だ。トランプ氏は2024年大統領選への出馬を表明しており、選挙活動と裁判に同時並行で取り組むことになりそうだ。