NATOが韓国の砲弾増産を歓迎、我々はウクライナ支援を継続できる

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NATO外相会合を終えたストルテンベルグ事務総長は5日「韓国が弾薬生産の増強に取り組んでいることを歓迎する。韓国がNATO加盟国に弾薬を供給してくるだけで我々はウクライナ支援を継続することができる」と明かした。

155mm砲弾の供給問題は現時点で最も現実的な形に落ち着いたと言える

NATOのストルテンベルグ事務総長は今年1月「韓国もウクライナに対する弾薬提供に協力してほしい。交戦国に武器を供給しないという方針を変更した国もある」と述べたたため、事実上「これに韓国も続いて欲しい=米国を経由した間接支援ではなくウクライナへの直接支援に踏み切って欲しい」という意味で注目を集めたが、5日の外相会合後に「韓国が弾薬生産の増強に取り組んでいることを歓迎する」と明かした。

NATOが韓国の砲弾増産を歓迎、我々はウクライナ支援を継続できる

出典:NATO

ストルテンベルグ事務総長は「韓国が生産を増強してNATO加盟国に供給してくれれば各国の備蓄分を補充することができる。私は韓国が誰に対して弾薬を供給すべきかという問題には立ち入らない。韓国がNATO加盟国に弾薬を供給してくるだけで我々はウクライナ支援を継続することができる」と述べたため、韓国メディアは「NATOはウクライナへの直接支援を撤回した」と報じている。

ウクライナはレズニコフ国防相はEU加盟国に宛てた書簡の中で「ロシア軍と戦うためには最低でも月36.6万発の155mm砲弾を必要としており、EUには月25万発の砲弾を供給してほしい」と要請、これに応える形でEUは「155mm砲弾100万発の供給」で合意したものの、最大の問題は各国の備蓄分から供給される100万発の砲弾を「どうやって補充するのか?」だ。

NATOが韓国の砲弾増産を歓迎、我々はウクライナ支援を継続できる

出典:U.S. Army photo by Sgt. Victor Everhart, Jr.

EU加盟国は余剰分を全て吐き出し済みで、これから手を付けるのは「自国の安全保障に最低限必要だ」という理由でウクライナ提供を拒んできた備蓄分だ。

これを埋め戻すためEUは155mm砲弾の共同購入に10億ユーロの資金を割り当てているのだが、欧州の生産量は「年間30万発前後」なので埋め戻すに3年以上もかかり、ポーランドなどは「調達先を欧州に限定するのではなく砲弾生産が盛んな韓国からも購入すべきだ」と訴えていた。

NATOが韓国の砲弾増産を歓迎、我々はウクライナ支援を継続できる

出典:Serwis Rzeczypospolitej Polskiej

つまりストルテンベルグ事務総長の言及は「韓国が弾薬生産の増強に取り組んでいるがウクライナへの直接供給は拒否した」「韓国は増産した弾薬をNATO加盟国に供給することでウクライナに対する間接支援を行う」と解釈でき、155mm砲弾の供給問題は現時点で最も現実的な形に落ち着いたと言える。

但し、ウクライナの需要を持続的に満たすためには欧米の砲弾増産を軌道に乗せる必要がある。

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※アイキャッチ画像の出典:NATO

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