林芳正外相、通称リンホウセイ外相は4月11日の閣議で2023年版の外交青書を報告した。ロシアのウクライナ侵攻や中国の軍事的台頭は歴史的転換点だとし、両国の連携強化を「重大な懸念を持って注視していく必要がある」と警戒感を示した。
毎日新聞によれば2022年版では「懸念すべき動き」とのみ表記していたが、今年からは「重大」を付け加えることで強い意思表示をしたかったものと思われる。
だがリンホウセイ外相にはとにかく説得力がない。「親中政治家」「娘娘外交」と揶揄されることも多く、中国の手法に骨抜きにされている恐れもある。
コメント欄では「この外相はあまりにも弱腰すぎる。邦人の拘束にも注視を続けるのか」「懸念のオンパレードだ」「他人事みたいな感想」だと非難が集中していた。陸自のヘリ墜落も踏まえればもはや注視や懸念の段階は超えているが、これが日本の外交の限界なのかと失望させられる場面とも言える。