スーダン軍と準軍事組織の軍事衝突、大統領官邸や国際空港周辺で激しい戦闘が続く

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15日に始まったスーダン軍と準軍事組織(RSF)の軍事衝突は収まる気配はなく、アルジャジーラは「大統領官邸や国際空港周辺で激しい戦闘が続いている。首都の北にある石油精製所や西部のカブカビアでも戦闘が行われている」と報じている。

夜が明ければクーデターが成功したのかどうかハッキリするだろう

15日に始まったスーダン共和国の正規軍と準軍事組織(RSF)の軍事衝突は首都ハルツームの中心部、紅海州のポート・スーダン、北部州のメロウェ空港、北コルドファン州のエル・オベイド空港、北ダルフール州のエル・ファーシル空港とカブカビア、西ダルフール州のジュナイナ空港、南ダルフール州のニャラなどで発生、カッサラ州とガダーレフ州のRSFは正規軍に降伏したらしい。

スーダン軍と準軍事組織の軍事衝突、大統領官邸や国際空港周辺で激しい戦闘が続く

出典:GoogleMap スーダンの状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

北部州のメロウェ空港では駐留していたエジプト空軍の兵士がRSFに降伏、エジプト空軍のMiG-29も接収されたことが確認(スーダン空軍との演習に参加するためメロウェ空港に駐留していたのではないかと言われている)されており、RSFはエル・オベイド空港、エル・ファーシル空港、ジュナイナ空港も占領したと主張している。

RSFは首都ハルツームにある大統領官邸、陸軍長官の住居、国際空港を占領したと主張しているが、アルジャジーラは「大統領官邸や国際空港周辺で激しい戦闘が続いている。首都から約100km離れた石油精製所や北ダルフール州のカブカビアでも戦闘が行われている」と報じており、まだ正規軍とRSFの武力衝突は収まる気配がない。

スーダン軍と準軍事組織の軍事衝突、大統領官邸や国際空港周辺で激しい戦闘が続く

出典:GoogleMap ハルツーム市内の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

RSFは「大統領官邸や国際空港を保持している視覚的な証拠」を提示できていないため、開戦と同時に首都の主要拠点を抑えることに失敗した可能性があるが、夜が明ければクーデターが成功したのかどうかハッキリするだろう。

追記:首都の南にある空軍基地をRSFが占領したらしい。

追記:首都で続く両者の戦闘

追記:スーダン空軍が首都にあるRSFの拠点を空爆で破壊した様子

スーダンで激しい武力衝突、準軍事組織が大統領官邸や国際空港の占拠を主張
スーダンの首都で正規軍と準軍事組織が衝突、国際空港は黒煙に包まれる

 

※アイキャッチ画像の出典:Twitter経由

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