日本の岸田首相が、５月上旬に韓国を訪問し、尹錫悦大統領と会談する予定だ。
この訪韓は、３月に尹大統領が来日した際に合意された「シャトル外交」再開の一環であり、岸田首相が就任後初めての訪韓となる。両政府関係者によると、日本の首相による韓国訪問は、２０１１年１０月の野田首相以来、約１２年ぶりとなる。
日韓首脳会談では、半導体などのサプライチェーンの安定化に向けた経済安全保障分野での連携強化や、防衛協力の深化が主要な議題となる見込みだ。
また、元募集工訴訟問題についても、韓国政府が３月に発表した解決策の履行状況を確認することが予定されている。
尹大統領は、５月１９～２１日に広島市で開かれる先進７か国首脳会議（Ｇ７サミット）に招待国首脳として参加する予定だ。このため、岸田首相はサミット前に訪韓し、元募集工訴訟問題を解決することで、対日関係重視を打ち出した尹大統領の姿勢に応える必要があると判断されている。
なお、首相は今月末から５月上旬にかけて、アフリカ４か国とシンガポールを歴訪する予定だ。訪韓はその直後になる見込みだ。
岸田首相、５月上旬に訪韓へ…１２年ぶりシャトル外交で尹錫悦大統領と首脳会談
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