ロシア政府、ワグネルがバフムト撤退なら「反逆」と示唆=プリゴジン氏


ロシア政府、ワグネルがバフムト撤退なら「反逆」と示唆=プリゴジン氏

ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は9日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト(写真)から部隊を撤退させれば祖国に対する反逆と見なすと示唆されたと明らかにした。2月撮影(2023年 ロイター/Yevhenii Zavhorodnii)

プリゴジン氏は5日、十分な弾薬が供給されていないため、ロシアの対独戦勝記念日の翌日に当たる10日にバフムトから部隊を撤退させると表明。その後、政府が兵器供給を確約したとして撤退方針を転換していた。

プリゴジン氏はこの日、冒涜的な言葉を多用した音声メッセージで「昨日に下された戦闘命令で、われわれが(バフムトの)陣地を離れれば祖国に対する反逆と見なすと明らかに示された」とし、「弾薬がなければわれわれはポジションを離れ、誰が実際に祖国を裏切っているのかを問いただす。祖国を裏切っているのは十分な弾薬を供給しないとの命令に署名した人物ではないのか」と述べた。

その上で、供給された弾薬は要求量の10%にとどまっているとし、ワグネルは「騙された」と主張。ただ、ワグネルの戦闘員はバフムトにとどまり、「あと数日」は弾薬の供給を要求し続けると語った。



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