元メロン記念日の大谷雅恵
アイドルグループ・メロン記念日の元メンバーであり、昨今はバラエティ番組やネットニュースで“バズった人”としても知られる大谷雅恵。500万円の借金から自己破産、生活保護を受けるなど、波瀾万丈の人生が話題となった。また先ごろ、採用試験の履歴書の証明写真がスーツ姿でなかったことで、賛否を呼んだことも。一般社会では、「“元アイドル”の肩書が足かせになる場合もあった」と言う彼女に、その真意を聞いた。
【写真】SNSで物議を醸した証明写真も…41歳になっても変わらず可愛い大谷雅恵
◆ネット検索すれば自己破産や生活保護が…消えないデジタルタトゥー
――メロン記念日の解散後、ソロ歌手、タレント、俳優として活動していました。先日、「正社員の面接を受ける」とInstagramで公表しましたが、現在の立ち位置を教えてください。
【大谷雅恵】 ソロになってから籍を置く芸能事務所に引き続き所属しています。これまで通り芸能活動をしつつ、応募していたネイルサロンの正社員採用に内定していて、これから2ヵ月の研修を受けるところです。自分のがんばり次第ですが、7月には正社員になっているかもしれません。
――芸能活動を続けながら、正社員としても働くということですか?
【大谷雅恵】 そうです。いままでも芸能活動をしながらアルバイトをしていましたが、同じ働くなら安定して給料をいただける正社員のほうがいいなと思いました。芸能活動で生きている自分でいたかったのですが、コロナ禍でライブ活動も激減してしまい、動画配信の他はほとんど活動ができていませんでした。事業に失敗し、自己破産や生活保護受給を経験することになって、安定を選びました。
――芸能活動で生きていくことを目指す上で、生活の大半の時間を費やす正社員は、足かせになりませんか?
【大谷雅恵】 それはありません。不定期のアルバイトをしていたときよりも、週休二日制で時間が決まっている分、働き方としては楽になると思います。これまで通り芸能活動を続けていくつもりです。芸能活動を続けることを伝えたうえで内定をいただいているので、柔軟に対応できます。正社員のネイリストの仕事と芸能活動の二足の草鞋でがんばっていきます。
――就職活動で“元アイドル”という知名度がプラスになりましたか?
【大谷雅恵】 逆にマイナスにならないか心配でした。「大谷雅恵」でネット検索すると自己破産や生活保護など、あまりよくないニュースもあって(笑)。自分から面接で全て話しました。それでも内定をいただけたので、私自身を受け入れていただいた安心感があります。