ジャニーズは“存亡の機”「東山紀之らベテランにも説明責任」と99年に性加害報じた1人が指摘

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ジャニーズは“存亡の機”「東山紀之らベテランにも説明責任」と99年に性加害報じた1人が指摘

ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長(提供)ジャニーズ事務所

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 動画でジュリー社長は「このたびは、創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりお詫び申し上げます」「何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 しかしながら、ジャニー喜多川氏の犯罪的行為については「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく」と事実認定は避けた。また、性加害についてジュリー社長は知らなかったのかという問いに対しては「長らくジャニーズ事務所は、タレントのプロデュースをジャニー喜多川、会社運営の全権をメリー喜多川が担い、この二人だけであらゆることを決定」しており、取締役会も開かれたことはなく、「会社運営に関わるような重要な情報は、二人以外には知ることの出来ない状態が恒常化」。「私自身その異常性に違和感を持つことができなかったわけで、ただただ情けなく、深く後悔しております」とコメントしている

■東山らベテランタレントは知らなかったのか

 1999年に週刊文春がジャニー喜多川氏の性加害について報じた取材チームの一員でジャーナリストの二田一比古氏はこう言う。

「社長であるジュリー氏が自ら動画に出演して謝罪したことは進展といえますが、全部が故人であるジャニー氏とメリー氏のせいというのは無理がある。99年当時、ジュリー氏は取締役ですから当然、責任はあります。ただ、責任はジュリー社長だけではありません。ジャニーズ事務所のベテランのタレントたちはジャニー氏の性加害についてまったく知らなかったのか。少年隊の東山紀之など報道番組のキャスターを務めるタレントも多い。これまで美談ばかりで神格化されたジャニー氏について何をどう思っているのか説明する責任があります。ジュリー社長の謝罪動画で幕引きということはあり得ません」

 ファンからも厳しい意見が浴びせられている。芸能界で栄華を極めたジャニーズ事務所はいま、間違いなく存亡の機にある。

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