いきものがかり、国民的人気音楽ユニット。そのギター担当、水野良樹氏がXアカウントを削除したというニュースが話題となっています。アカウント削除の背景には、なんとチケットの売れ行き不振があるというのです。今回は、この騒動の真相と、いきものがかりの現状について深く掘り下げていきます。
水野良樹、Xアカウント削除の真相とは
水野氏は、以前から自身のXアカウントで積極的に情報発信を行っていました。しかし、4月14日、突如アカウントを削除。その直前の投稿では、15年間続けてきたXでの発信に区切りをつけることを宣言していました。
実は、このアカウント削除のタイミングが、いきものがかりにとって重要な局面と重なっていたのです。ニューアルバムのリリース直後、代表曲の再注目、そしてツアー開始前というまさにPRの絶好機。水野氏自身もこのタイミングの悪さを自虐的に語っていました。
そして、削除直前の投稿で明かされたのが、ツアーチケットの売れ行き不振という衝撃の事実。「頑張らなきゃいけないこのタイミングで…」という言葉からは、焦りと不安が滲み出ています。
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チケット販売苦戦、その兆候は?
いきものがかりのチケット販売苦戦は、ファンの間にも衝撃を与えました。しかし、昨年からその兆候はあったと指摘する声も。
2024年夏、いきものがかりは全国8ヶ所のイオンモールで弾き語りライブツアーを開催しました。小規模会場でのファンとの交流を重視したツアーでしたが、レコード会社関係者によると、これは大規模会場での集客が難しくなったための苦肉の策だった可能性も示唆されています。
いきものがかり、人気の陰り?それとも時代の変化?
2006年のデビュー以来、「SAKURA」「YELL」「ありがとう」など数々のヒット曲を世に送り出してきた、いきものがかり。国民的音楽ユニットとしての地位を確立してきました。
しかし、近年の音楽業界はストリーミングサービスの普及など、大きな変化の波に晒されています。CD売上減少、ライブ市場の縮小など、多くのアーティストが苦境に立たされています。
いきものがかりもまた、この時代の変化の影響を受けているのかもしれません。9,600円というチケット価格も、物価高騰の昨今では、ファンにとって大きな負担となっている可能性も否めません。
音楽ジャーナリストの山田一郎氏(仮名)は、「いきものがかりに限らず、多くのアーティストがチケット販売に苦戦している。音楽の消費形態の変化、そして経済状況の悪化など、様々な要因が絡み合っていると言えるだろう」と分析しています。
いきものがかりの未来は?
今回の騒動は、いきものがかりにとって大きな試練と言えるでしょう。しかし、彼らはこれまでにも様々な困難を乗り越えてきました。
水野氏のXアカウント削除は、新たなスタートを切るための決断なのかもしれません。今後のいきものがかりの活動、そして音楽業界全体の動向に注目が集まります。