ウクライナ・ルガンスク州で起きた爆発で、破損した車とアパート=2023年5月15日、ロイター
ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部のルガンスク州で15日、爆発があり、同州を実効支配する親露派武装勢力「ルガンスク人民共和国」の「内相」を務めるイーゴリ・コルネット氏が重傷を負った。独DPA通信などがロシアメディアの情報として伝えた。
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報道によると、爆発はコルネット氏が滞在していたとみられるルガンスク市中心部の理髪店で起きたという。少なくとも市民1人が死亡し、コルネット氏のボディーガード3人を含む数人が負傷したという。
親露派武装勢力は2014年からウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の一部を実効支配してきた。プーチン露大統領は22年9月、両州を含むウクライナ東部4州の併合を一方的に宣言した。【ベルリン念佛明奈】