「ジャニーズ性被害」に動き出すファン 「目背けてきた」後悔や怒り

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「ジャニーズ性被害」に動き出すファン 「目背けてきた」後悔や怒り

記者会見をする「ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」の発起人=東京都新宿区で2023年5月11日、三浦研吾撮影

【写真】謝罪した藤島ジュリー景子社長

 ジャニーズ事務所の元所属タレントがジャニー喜多川前社長から性被害を受けていたと訴えた問題を巡り、「PENLIGHT(ペンライト) ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」が11日に東京都内で開いた記者会見。会設立メンバーの一人である女性は揺れる胸の内を明かした。

 熱烈なジャニーズファンを指す「ジャニオタ」を自任する女性だが、「これまで喜多川氏による性加害については深く考えてこなかった」と言う。10年来のファン活動に転機が訪れたのは、3月以降、英BBC放送や週刊文春が相次いで被害の訴えを報じてからだ。

 報道に触れ、「卑劣なことが行われていたと衝撃を受けて混乱した」と振り返り、一時はファンをやめることを考えたという。週刊文春で証言した元「ジャニーズJr.」の男性歌手は、直後に日本外国特派員協会で記者会見し、改めて被害を主張した。女性の目には「日本の社会が目をそらせない問題となった」と映ったが、ジャニーズ事務所から公式な発信はなく、報道も期待外れだった。

 「事務所の対応が後手に回っているがために、タレントの応援をためらう状況を何とかしたい」と自ら動き、ファン仲間とペンライトを設立。4月19日からオンライン署名サイト「Change.org」(チェンジ・ドット・オーグ)で、被害者への謝罪に加え、第三者委員会の実態調査や再発防止策の策定などを求める署名を集めると、1カ月足らずで1万6125筆に上った。同サイトの広報担当者は「署名が1万人を超えるキャンペーンは全体の7・8%で、(ペンライトの署名数は)健闘している。多くの人が関心を寄せていると言える」と活動の広がりを認める。

 署名とともにSNS(ネット交流サービス)でファンの声を集めると「真っ先に出てきたのは勇気を持って声を上げてくれた人たちへの感謝とともに、なぜこのようなことが許容されてしまうのかという怒りでした」「私は今日までずっと目を背け続けてきました。大好きな人たちが被害者かもしれないという事実を知るのがどうしようもなく怖かったんです」といった憤りや後悔が寄せられた。

 声は、署名と共に事務所に郵送した。女性は「おかしいことがあった時に『おかしい』といえる場が必要」と話す。今後はファン同士のつながりを強め、活動を続ける方針という。【宮崎隆、黒川晋史】

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