韓国を訪問したウクライナ大統領夫人、尹大統領と防空システムについて協議

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ウクライナ大統領夫人のオレナ・ゼレンスカ氏がアジア・リーダーシップ・コンファレンス(ALC)に出席するため韓国を訪問、尹大統領と会談の中で防空システムの必要性を協議したと報じられている。

韓国としても防空システムの提供なら「殺傷兵器」の提供よりハードルが低いだろう

ウクライナ大統領夫人のオレナ・ゼレンスカ氏がアジア・リーダーシップ・コンファレンス(ALC)に出席するため韓国を訪問、尹大統領との会談の中で「この国の優れた技術による支援をウクライナは必要としている」と訴え、侵略国によるミサイルテロを阻止するための防空システム、ロシアが残していった地雷を処理するための資金、攻撃で負傷した人々を救うための医療機器について協議したらしい。

具体的な協議内容は不明だが、韓国の尹大統領は先月「ウクライナに対する民間人への大規模な攻撃や虐殺、深刻な戦時国際法の違反など国際社会が容認できない事態があれば、ウクライナへの人道的・経済的支援のみを主張するのは難しい。国際的にも国内的にも不法に侵略された国を守り、これを復興させるための支援範囲に制限はないと考えている」と述べ、初めて交戦国のウクライナに対する軍事支援の可能性を示唆していたため、韓国製防空システムの提供に期待が掛かっている。

パトリオットシステムや迎撃弾(GEM-T弾やPAC-3弾)を追加提供した方がウクライナ軍の兵站的に好ましいが、これを提供すると必ず「埋め戻し需要」が発生し、安全保障環境の悪化で発注が殺到するパトリオットシステムのサプライチェーンに負荷がかかるため、これを全く異なるサプライチェーンで生産される韓国製の防空システム「KM-SAM(天弓)」に分散させたほうが迎撃弾の供給面で持続性が高く、韓国としても防空システムの提供なら「殺傷兵器」の提供よりハードルが低いだろう。

韓国を訪問したウクライナ大統領夫人、尹大統領と防空システムについて協議

出典:ROK Ministry of National Defense

因みに韓国にはスティンガーに相当するKP-SAM(神弓)もあるので、この辺りの供給をウクライナが求めている可能性もあるが、NATO事務総長やウクライナ支援に積極的なポーランドも韓国の直接的なウクライナ支援に期待を寄せているため、今回の会談で何が話し合われたのかに注目が集まっている。

訪米を控えた韓国の尹大統領、ウクライナに対する軍事支援の可能性を示唆
ポーランド首相、米国の介入があれば韓国はウクライナへの武器供給に応じる
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※アイキャッチ画像の出典:Олена Зеленська

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