ダイヤに赤いドレス、そしてサンダル？…悪名高いカンヌ映画祭を驚かせた米女優

レッドカーペットの資料写真。※写真は記事の特定内容と関係ありません。

米国女優ジェニファー・ローレンスがサンダルを履いてカンヌ映画祭のレッドカーペットに現れて注目を集めている。

【写真】女優ジェニファー・ローレンスがサンダルを履いて歩く姿

カンヌ国際映画祭は女性にはドレスとハイヒール、男性には黒いスーツにボウタイの着用という厳しいドレスコードを要求することで有名だ。

ハフィントン・ポスト、ページ・シックスなどによると、ローレンスは２１日、映画『Ａｎａｔｏｍｙ　ｏｆ　ａ　Ｆａｌｌ』のカンヌ映画祭の試写会に赤いドレスにダイヤモンドが飾られたネックレスをして参加した。しかし、階段を下りながら少し上げたドレスの下に海辺で履けそうな平らな黒いサンダルが露出した。

カンヌ映画祭では２０１５年、かかとのない靴を履いたという理由で映画『キャロル』の試写会で多数の女性が参加を禁止されて論議を呼んだ。この事件以来、２０１５年女優ジュリア・ロバーツがドレスコードに抗議するかのように裸足でレッドカーペットを歩いた。２０１８年女優クリスティン・スチュワートもグラビア撮影後、ハイヒールを脱いで裸足で登場した。

特に、スチュアートはレッドカーペットの途中で靴を脱ぐパフォーマンスをして大きな関心を集めた。スチュアートは「私が男性と一緒にレッドカーペットを歩いている時、私に『入場できない』と制止するなら『私の友達も履いていないのに、履く必要がありますか』と尋ねたい」とも話した。

今年もジェニファー・ローレンスがカンヌのルールを破った唯一の女優ではなかった。今月１９日、女優ケイト・ブランシェットはイラン系フランス人俳優ザーラ・アミール・エブラヒミにブレイクスルー・アーティスト賞を授与し、裸足で舞台に立った。トロフィーを渡す前に彼女は「イランの女性を称えるためにヒールを脱ぐつもりだ」と言った。

ローレンスのサンダルが女性主義的な観点ではないという解釈もある。ローレンスは２０１３年のアカデミー賞授賞式では主演女優賞を受賞するために階段を上る途中で足を踏み外して前のめりになった。また、ローレンスは同日、他の映画の試写会ではドレスと色を合わせたハイヒールを履いた姿を見せた。