東電が差し出す「きれいな水」…「福島第一原発韓国広報団」化の懸念

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韓国政府視察団、23日に福島第一原発訪問

 23日朝、ソウル大学のソ・ギュンニョル名誉教授(原子核工学科)はSBSラジオの番組「キム・テヒョンの政治ショー」でのインタビューで、「日本政府は(今回の韓国政府の視察について)『説明会』だと釘を刺した。視察でもなく、ましてや検証でもない」とし、「5泊6日(の日程)だが、前後を除けばほぼ1日や2日ほどしかない。その時間に視察や検証をするというのは不可能」だと述べた。

 政府が「汚染水試料はすでに持っており分析中」だと釈明したことについて、ソ教授は「それは単に東京電力が下請け業者と一緒におとなしくくんできた水」だと批判した。ソ教授は、「その水は果たしてどんな水なのか。おそらくきれいな水だろう」、「東電や下請け業者が差し出した水ではなく、我々が自ら入っていって、さびた10年前の水を探さなければならない。本当に底ある沈殿水、沈積土、さびの溶けだした水。表にあるきれいなタンクではなく、裏にあるもの(を取りにいかなければならない)」と話した。

 ソ教授は、国際原子力機関(IAEA)の試料採取にも疑問を呈した。ソ教授は、IAEAが自ら試料を採取したのではなく、日本側が提供した試料を受け取ったものとみている。同氏は「国の第1級の保安施設であるうえに企業秘密があるため入ることができず、(日本政府が)水をくんでくるのを肩越しに見ているもの」だとし「我々は信じることはできない。2015年から(汚染水の)太平洋放出を目標とし、一種のパフォーマンスばかりしているもの」だと述べた。

 汚染水の放射性核種を除去する多核種除去設備(ALPS)の性能も疑ってみるべきだというのがソ教授の考えだ。ALPSは一種の「フィルター」だが、これまで処理すべき汚染水の量が多すぎ、残骸物などがかなりたまっているため性能が低下している可能性があるということだ。ソ教授は「フィルター機能がどれだけ低下しているのかが重要」だとし、「それは処理水なのか汚染水なのか。汚染水に近い」と述べた。

イ・ジヘ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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